精鋭の陸上自衛隊第1空挺(くうてい)団に配属されるための基本降下課程を終えた千葉県八千代市出身の橋場麗奈3曹(31)は4日、習志野駐屯地(同県船橋市)で行われた修了式に女性隊員として初めて臨み、晴れ晴れとした表情で「小さい頃からの夢だった。成長していきたい」と喜びを語った。
橋場3曹は演習場近くの小学校に通学していた。教室の窓からはパラシュートで降下訓練を行う空挺隊員たちが見えた。「連続して、等間隔で降下していく姿がすごくかっこよかった」と振り返る。
平成21年に入隊し、現在は自衛隊体育学校に所属している。29年に空挺団の女性の配置制限が撤廃されたことを受け、懸垂(けんすい)、腕立て伏せ、腹筋などのトレーニングに励み、志願して今年1月、基本降下課程の訓練を始めた。
5週間にわたって基礎技術を学び、パラシュートを付けて輸送機から降下。男性隊員と同じ訓練を受けたので体力面できつかったというが、「根性は男性隊員に負けない」と気合で乗り切った。「空挺団は精強で規律正しいという印象がある。これから大きく成長していきたい」と抱負を語った。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース